認証アプリが入った iPhone をなくしたら?アカウントに戻る方法
執筆:Novaz チーム · 更新日:2026年10月29日
Novaz の手順はバージョン 1.0.5 で確認済み
このページは英語のガイドを翻訳したものです。サービスのウェブサイト上のボタンやメニューは、日本語では名称が多少異なる場合があります。
このページの内容
認証アプリがなくした iPhone にしか入っていなかった場合、キーを取り戻すか 2FA を設定し直すまで、新しいコードは生成できません。以下の手順を順番に進めてください。バックアップコードを保存していれば、手順2でアカウントに戻れます。Authenticator App - Novaz を使っていて、iCloud バックアップをオンにしていたかバックアップファイルを保存していた場合は、代わりにコードを復元できる可能性があります。Authenticator App - Novaz を使っていた場合をご覧ください。
1. なくした iPhone を保護する
まず、別のデバイスからこれを行います。Apple 自身の手順はサポートページに載っています。
- 別の Apple デバイスで 「探す」 を開くか、icloud.com/find にアクセスします。そこでは Apple は確認コードを求めないので、なくした iPhone がなくてもサインインできます。
- 紛失としてマークします。 紛失モードにすると、iPhone がパスコードでロックされ、Apple Pay が停止されます。
- 携帯電話会社に連絡し、盗まれた場合は警察にも届け出ます。
- iPhone を消去するのは、取り戻すのをあきらめたときだけにします。消去は取り消せない、と Apple は注意しています。「探す」から iPhone を削除しないでください。削除するとアクティベーションロックがオフになります。
認証アプリに独自のロック(Novaz にもある Face ID またはパスコード)があり、それをオンにしていた場合、iPhone を拾った人がコードを見るには、そのロックも突破する必要があります。Novaz のウィジェット(PRO)はアプリロックなしでコードを表示しますが、ロック画面では iPhone 自体のロックが解除されるまで隠されたままです。
2. 保存しておいたものでサインインする
認証アプリを使うサイトでは、事前に設定していれば、ほぼ必ず別のサインイン方法が用意されています。
- バックアップコード(リカバリーコードとも呼ばれます)。サインイン画面で「Try another way」(別の方法を試す)、「Use a recovery code」(リカバリーコードを使用)などを探します。各コードは1回だけ使えます。2FA のバックアップコードをご覧ください。
- すでにサインインしている別のデバイス(パソコンやタブレットなど)。サービスによっては、そのデバイスでサインインを承認したり、信頼できるデバイスではコードを省略したりできます。
- パスキーまたはセキュリティキー(追加していた場合)。
- 別の電話番号やメールアドレス(サービスが予備の手段として認めている場合)。
サインインできたら、セキュリティ設定を開いてなくした iPhone を削除し、新しい iPhone で認証アプリを設定し直します。
3. 何も保存していなかった場合:アカウントの復旧
予備の手段がない場合は、各サイトのアカウント復旧に頼ることになります。時間がかかり、いつもうまくいくとは限りません。以下の3つの例は、実際のアカウントで試したものではなく、各社のヘルプページ(リンク先)から引用したものです。
| サービス | すること | かかる時間 |
|---|---|---|
| サインイン時に Try another way(別の方法を試す)を選ぶか、g.co/recover にアクセスします。Google のヒント:以前サインインしたことのあるデバイスと場所を使い、答えられる質問にはすべて答えてください(Google)。 | 場合によっては、本人確認に「can take 3-5 business days」(3〜5営業日かかることがある)と Google は説明しています(Google)。 | |
| Microsoft | アカウント回復フォームを使います。 | Microsoft は24時間以内に返信し、1日に2回まで試せます。2段階認証がオンで他の方法がない場合、Microsoft は「we cannot help you, sorry」(申し訳ありませんが、お手伝いできません)としています(Microsoft)。セキュリティ情報をすべて置き換えると、30日間の待機期間が始まります(Microsoft)。 |
| GitHub | リカバリーコード、パスキー、セキュリティキーのいずれかを使います。どれもない場合は、アカウントの復旧を開始します。メールで届くワンタイムパスワードに加え、確認済みのデバイス、SSH キー、個人用アクセストークンのいずれかが必要です。 | GitHub によると、これには「can take up to three business days」(最大3営業日かかることがある)とのことです。復旧手段が何もない場合は「you have permanently lost access」(アクセスを永久に失ったことになる)としています(GitHub)。 |
まったく助けてもらえないサービスもあります。たとえば Discord は、「is unable to remove MFA or issue you new backup codes」(MFA を解除したり、新しいバックアップコードを発行したりできない)と説明しています(Discord)。ほかのサービスについては、ヘルプページで「lost authenticator」や「can't use two-factor authentication」などを検索し、復旧用のリンクは必ずそのサービスの本物のサイトで使ってください。
4. 新しい iPhone で 2FA を設定し直す
アカウントに戻れたら、それぞれについて次の作業をします。
- 2要素認証の設定を開き、認証アプリを設定し直します。これで新しい設定キーが作成されるため、通常はなくした iPhone のコードが使えなくなります。なくした iPhone の認証アプリがまだサイトに表示されている場合は、削除します。
- 新しい iPhone のアプリで、新しい QR コードをスキャンします。
- 新しいバックアップコードを保存 します。保存先は iPhone 以外の場所にします。
Authenticator App - Novaz を使っていた場合
Novaz は設定キーを、「このデバイスのみ」の保護で iPhone のキーチェーンに保存します。このコピーは iCloud キーチェーンで同期されず、iPhone のバックアップを別の iPhone に復元しても戻ってきません。取り戻せるものは、iPhone をなくす前に Novaz のバックアップを作っていたかどうかで決まります。
iCloud バックアップをオンにしていた場合。 これは 設定 › バックアップ にある PRO の機能です。バックアップは iCloud キーチェーンに保存され、Apple によってエンドツーエンドで暗号化されているので、なくした iPhone がなくても復元できます。
- 新しい iPhone に同じ Apple アカウントでサインインし、iCloud キーチェーンをオンにします。
- Novaz をインストールして開きます。空の コード 画面に、iCloud から復元 と「iCloud バックアップに5件のアカウントが見つかりました」のような1行が表示されます。
- 復元 をタップします。設定 › バックアップ › iCloud から N 件のアカウントを復元 からも同じ操作ができます。
復元は無料で、2アカウントの制限もないので、PRO をまだ復元していなくてもすべてのアカウントが戻ります。Novaz がほかのデバイスにも入っている場合は、復元が終わるまで、そのデバイスで iCloud バックアップをオフにしないでください。オフにすると、すべてのデバイスの iCloud からバックアップが削除されます。
バックアップファイルを保存していた場合。 これは 設定 › バックアップ にある ファイルに書き出す… で、無料で使えます。役に立つのは、ファイルがなくした iPhone 以外の場所(iCloud Drive や別のデバイスなど)にあり、そのパスワードがわかっている場合だけです。
- 「ファイル」App や AirDrop などで、ファイルを新しい iPhone に移します。
- Novaz で 設定 › バックアップ › ファイルから読み込む… を開き、ファイルを選んでパスワードを入力します。パスワードを復元することはできません。
読み込みには、無料版の2アカウントの制限が適用されます。PRO なら制限はありません。
バックアップファイルには、作成した時点のアカウントが入っています。それ以降に追加したアカウントは含まれず、その後に設定し直したアカウントは、もう使えない古いキーのまま戻ってきます。それらのアカウントには、上の手順2〜4を使ってください。
復元したアカウントは、なくした iPhone と同じ設定キーを使います。誰かがその iPhone のロックを解除できると思われる場合は、手順4のとおり、特に重要なアカウントで 2FA を設定し直し、なくした iPhone のコードが使えないようにしてください。
どちらもなかった場合。 キーはその iPhone にしかなかったので、iPhone と一緒に失われています。上の手順2〜4がアカウントに戻る方法です。
PRO サブスクリプションは失われません。Apple アカウントに紐付いているので、新しい iPhone でも使えます。PRO が反映されない場合は、アップグレード画面の下部にある 復元 をタップしてください。
古い iPhone がまだ手元にある場合は、画面が割れていても、代わりに認証アプリを新しい iPhone に移行する方法をお読みください。
二度と起こらないように
- 2FA をオンにするときは 毎回 バックアップコードを保存し、iPhone とは別の場所に保管します。
- 認証アプリにバックアップ機能があれば、オンにします。Novaz では iCloud バックアップ(PRO)か ファイルに書き出す…(無料)です。後者はアカウントを追加するたびにやり直し、ファイルは iPhone 以外の場所に保管します。
- サービスが対応していれば、パスキーやセキュリティキーなど、2つ目のサインイン手段を追加します。
- どのアカウントで認証アプリを使っているかをリストにしておけば、何を復旧すればよいかがわかります。